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第35回 日本母乳哺育学会学術集会

35th Annual Meeting of The Japanese Society for Breastfeeding Research

母乳育児支援の輪の拡大を目指して

ご挨拶

会長 早川 有子
(群馬パース大学保健科学部教授)


 第35回日本母乳哺育学会学術集会は、新型コロナウイルス感染症の影響で1年延期させて頂きましたが、2021年9月18日(土)、19日(日)の2日間で行うことになりました。開催は、昨今の新型コロナウイルス感染症のパンデミックに伴い会場開催は中止し、ライブ配信、オンデマンド配信による2つの方法で開催させていただきます。本来なら群馬パース大学で行う予定でおりましたので非常に残念でございます。そこで、少し本学と群馬県について紹介させて頂きます。大学は、高崎市にあり各方面からのアクセスもよいところに位置します。近くには、草津・伊香保温泉等があり観光地としても大変有名でございます。

 本学術集会のテーマは「母乳育児支援の輪の拡大を目指して」であります。
昨今、日本には、在留外国人が多くなってきました。このような中、会長講演では、「在留外国人への母乳育児支援」、招聘講演では、小児科医 Shuyi Zhangをお招きし「中国におけるこの30年間の母乳哺育に関する政策形成と現在の取り組み」をお話頂きます。また、牛島廣治先生には、「日本母乳哺育学会を振り返って-その歴史と未来に向けて-」、本学会の理事長である水野克己先生には、「母乳バンクと完全人乳栄養」、さらに、教育講演では、現在話題になっている「withコロナ時代の母子保健における課題 」「母乳哺育とウイルス感染症」について、ご講演いただきます。

 そして、臨床の第一線でご活躍されている堺 武男先生には、「これから母乳育児支援を始める医療者への提言」についてご講演いただきます。シンポジウムでは、「母乳育児拡大に向けての退院後の支援」というテーマで医療関係者、保育士の其々の立場から実際の活動についてお話を伺います。市民公開講座では、一般市民の皆様のご参加のもと母乳哺育に関する最近の話題について、討論を進めます。

 交流集会では、母乳の大御所からアドバイスを頂く機会にして頂きたいと考え、橋本武夫先生、堀内勁先生をお招きしました。さらに、現在、日本の母乳育児支援活動の役割を担っている4団体の「日本母乳哺育学会」、「日本母乳の会」、「JALC」、「LLL日本」にもご参加をお願いし、ライブ配信にて直接ディスカッションができる場を設けました。

 1970年代以降国際的に母乳育児推進に向かっている風潮の中、日本では必ずしも同じ方向を向いていないのではないかと危惧されています。母乳育児を推進するためには、きちんとした知識、技術を持った専門家が必要となります。本学術集会をぜひその機会にして頂きたいと考えています。多くの皆様のご参加をお待ちしています。

2021年8月20日